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30年かけた積立保険を払い済みにした。解約しなくてよかったと思う理由

「保険は大切」「長く続けるほどいい」。そう信じて、30年間ずっと積み立て続けた保険がありました。

最近、その保険を払い済みに切り替えました。

きっかけは、ふと気になって計算してみたこと。「もし今解約したら、いくら戻ってくるんだろう」と。

その金額を見たとき、思わず目を疑いました。

30年かけて積み上げたのに、増えた分はたった30万円ほど。「これだけ?」という言葉が、頭の中をぐるぐると回りました。

目次

解約はしなかった。払い済みという選択をしました

でも、解約はしませんでした。

理由は、このまま積み立てを続けた場合と、払い済みにした場合を比べてみたから。

・積み立て継続の場合
 → 60歳から65万円×10年 = 650万円受取

・払い済みにした場合
 → 60歳から55万円×10年 = 550万円受取

・今すぐ解約した場合
 → 増えた分は30万円のみ

解約したら30万円しか増えていない。でも払い済みにすれば、60歳から550万円受け取れる。

毎月1万円の積み立てをやめて、その分をNISAに回す。そしてきちんと年金として受け取る。

それが今の私にとって、一番賢い選択だと思いました。

同じ金額を投資に回していたら

もちろん、同じ金額をインデックス投資に回していたら、今頃もっと増えていたかもしれない。その差を思うと、正直悔しい気持ちもあります。

でもそれ以上に感じたのは「誰も教えてくれなかったな」というちょっとした驚きでした。

30年前の私は「増やす手段」として保険を選んでいたんです。まだ投資のことを何も知らなかったし、周りの大人たちも「保険は入っておくものだ」という感じだったから。

保険は「保障」のためのもの、それだけでよかった

今ならわかります。保険は保障のためのもの。増やすためのものじゃない。

この二つを分けて考えるだけで、お金の使い方はずいぶん変わります。

保険は最低限の保障を確保するために使って、増やすのは投資に任せる。シンプルだけど、30年前の私はそれを知らなかった。

「保険で老後の備えをしている」という人がいたら、一度、設計書を引っ張り出してみてほしいと思います。払った額と、今の解約返戻金を比べたとき、どのくらい増えているか。その数字を見るだけで、何か気づくことがあるかもしれない。

アラフィフからでも、見直せます

払い済みへの切り替え手続きが終わったあと、不思議と清々しい気分になりました。

「もう終わった話」と自分で決められた感じ、とでも言えばいいでしょうか。

後悔が消えたわけじゃないけれど、過去に縛られたままでいるより、今動けることに集中しようと思えた。

毎月1万円浮いた分は、NISAの積立に回すことにしました。遅すぎることはない、と自分に言い聞かせながら。

保険の見直しって、なんとなく面倒くさくて後回しにしがちですよね。私もずっとそうでした。「解約したら損をする」という怖さ、「今さら変えても」という諦め。

でも今回の経験で学んだのは、「知ることがスタート」だということ。

30年分の月日はもう戻ってこないけれど、ここからの選択は、まだいくらでも変えられます。

あなたの保険、最後に見直したのはいつでしたか?

リーマンショックでも投資をやめなかった話は、こちらにも書いています

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