前回の記事で書いた通り、私はリーマンショックで投資資産の60%を失いました。
あのときの数字の減り方は、今でも忘れられません。
正直、怖かった。
でも今、私は新NISAにほぼ全振りしています。
あんな経験をしたのに、なぜ?と思いますよね。
減ったことがあるからこそ、気づいたことがあります。
目次
「現金だけで持っていることも、実は安心じゃない」ということ。
確かに、現金は数字上は減りません。
でも17年前と今では、同じ100円で買えるものの量は全然違う。
守っているつもりでも、気づかないうちに目減りしている。
それもまた、怖さのひとつでした。
夫を亡くして、私は大きなお金を動かす勇気なんてありませんでした。
増やしたいより、とにかく守りたかった。
だから選んだのが、
私を支えた、“細い糸”と“鉄の鎖”
月1万円の変額保険は、相場との縁を切らないための細い糸。
怖くても、世界経済から完全には離れないための最低限のつながり。
そして、夫が遺してくれたお金の一部は、あえて引き出せない鉄の鎖。
低解約型終身保険に入れ、18歳まで動かせない仕組みに。
正直に言えば、自分が弱いとわかっていたから。
不安になったら使ってしまうかもしれない。
だから仕組みで自分を縛ったんです。
結果、そのお金は600万円になり、息子の大学資金になりました。
今なら「投資で増やせた」と言う人もいるかもしれません。
でもあのときの私には、“増やす”より“守り切る”がすべてでした。
そして17年。
細い糸を切らなかったからこそ、
相場は上下すること、景気は巡ること、
時間はちゃんと味方になることを体で知りました。
だから今は、ただ淡々と積み立てています。
増えても浮かれすぎない。
減っても慌てない。
完璧じゃなくていい。
やめないことが、いちばん強い。
ここに来るまで、たくさん遠回りもしました。
でもその遠回りがあったから、今こうして投資を続けられています。

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